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トラムはどこへ向かうのか?~オーストラリア紀行2日目~

1月21日(月)

20080201-4

 ドニー空港に到着し、ここからさつきちゃん(仮名)はエアーズロックに向かい、わたしはメルボルンへ。1時間半のフライトで出されたのは、クッキーとオレンジジュース。さほど、舌が肥えていないということもありますが、カンタスの機内食は悪くないですね。
 メルボルン空港からは、シャトルバスで20分ほどでサザンクロス駅に到着。メルボルンの中心地の西側。ここから、宿のあるノースメルボルンにはタクシーで。荷物抱えてトラムに乗る気にはなかなかなれません。この時の運ちゃんは、ちょっとびっくりするくらいのデブでした。「クール・ランニング」のジョン・キャンディを若くして、膨らませた感じ。運ちゃんとしては優秀らしく、「メトロYH」と書いたメモを見せただけで、迷わず宿に連れて行ってくれた。
 部屋は4人部屋。奥の二段ベッドの下段があいていたので、そこを使うことに。身支度を整えて、メルボルンパークへ向かってGO! 市内を縦横無尽に走るトラムは、使い慣れれば非常に便利。あくまで使い慣れればの話。持って行ったガイドブック「地球の歩き方シドニー・メルボルン2007-2008」に書かれたトラムマップは非常にテキトウ。勘に頼るしかないのだが、方向に関しては、ほとんど働かない。人間に関して(自分に親切にしてくれる人)に関しては、結構鋭いと思うんですが。トラムストップはすぐに判ったが、問題はどっち方向に乗るか。ここはノースメルボルンなので、シティに行くには南に行けばいいのだが、磁石はない。それでは、都会っぽい方向に向かえばよい。メルボルンは小さな街で、中心地にしか高層ビルはないので、これは簡単に判った。次の問題はどこで降りるのか・・・だ。車内にあるトラムのマップもすべての駅名が書かれているわけではない。車窓を見ながらの判断に頼るしかないかな。もちろん、初めての街でこの判断は無謀である。
20080202-2 最初に乗ったトラムの終点まで行き、どうやら目的地とは違うことに気付き、そこから逆方向に行くトラムに乗車。運転手さんは忙しそうなので、乗客に「Help me!」。何人かに尋ねたところ、お婆さんに「次のフリンダースストリートステーションでルート70のトラムに乗り換えろ」と教えられる。お婆さんは一緒にフリーダスステーション駅で降りてくれて、トラム駅を指さし「セブンティーン ノー! セブンティー。セブンゼロ」と詳しく教えてくれた。乗車したトラムはさすがに観戦に行く客が多く、無事にロッドレーバーアリーナにたどり着くことが出来た。なぁんも判らない状況でこれは上出来なんでは?いや、小さな街ってこともあったと思うのだけどね。本日の観戦チケットは持っていないので、チケット売場で自由席なら、どこで見られる「グランドパス」を購入(29ドル)。ロッドレーバーアリーナでは、フェデラーvsベルディヒの4回戦中。本日の席はないので、パブリック・ビューでオージー(とは限らないけど)に混じって観戦。
20080201-5 出発前日の3回戦で、王様はセルビアのヤンコ・ティプサレビッチ相手に大苦戦。初めてのグランドスラム観戦前での思わぬ事態に旅行準備の重大な障害となってしまいました。まぁ、なんとか勝ちあがり。4回戦負けると、生観戦できるQFで見られないわけなんだけど、ベルディヒにはあまり負ける気がしない。アテネでは負けているんだけどさ。お気楽観戦をしてから、マーガレット・コート・アリーナへと浮気。ジェームス・ブレイクvsマリオ・シリッチ戦を観戦に行きました。すでに第3セットで、1、2セットともにブレイクがゲット。昨年はあまり調子よくなかったような気がするが、今年は良いのかな。1年おきの男なのか。つかみどころのない男です。

20080201-6 パブリック・ビューに戻ったところ、フェデラーvsベルディヒ戦は最後のところ、きちんとストレートで始末しましたが・・・。う~ん、前回の苦戦を引きずっているわけではないでしょうが、ハートにズギュンとくるような試合ではなかったかなと(←ブレークにちょっと浮気したくせに)。このへんで、そろそろお腹もすいたので、お寿司なぞ。コンビニ寿司って感じですが、巻物の中味が微妙。新鮮とも言えるんだけどね。腹ごしらえの後は、ヴォーダホン・アリーナへフェレーロvsフェレールの名前が紛らわしいぞ対決。ヴォーダホン・アリーナは、自由席もあるはずなんだが、席ないだろうなと思ったら案の定。「ロッドレーバーアリーナ券とライブパス券はダメよ」というようなことが、英語で書いてあった。で、ヴォーダホン・アリーナ前のパブリック・ビューで観戦。

20080201-7 ロジャーが好きになる前にちょっと好きだった彼、ファン・カルロス・フェレーロ。2003年の全仏覇者。ランキングを落としていたけど、しっかり戻ってきましたね。得意の全仏が楽しみ。しかし、その上を行く好調なフェレーロの前に敗退。19時半からのナイトセッションは、地元ヒューイットvsジョコビッチ。ヒューは前々日の3回戦でバグダディスと午前4時半までかかる大熱戦。さすがに疲れているだろうなぁ。で、真冬の国から来たばかりのわたしも疲労気味。初日から無理するのもなんなので、試合のさわりだけ見て、帰ることにした。
 帰ることにしたはいいが、どういう経路で帰ればいいのかな?まずは来たとおりに フリンダーストr-トステーションでトラムを降り、よくわからないトラムマップを見る。ユースホステル近くに行くトラムはルート55であることは判っている。ただ、このトラムストップはルート55は走ってないので、どこかで乗り換えなければならない。問題はどのトラムに乗り、どこで乗り換えるかだ。トラムマップを睨んでいると、東洋人のカップルが来た。なんか、親切そうなふたり。メチャメチャな英語で話しかける。少し話したところで、カップル同士が日本語で話すので、「あれ、日本人?」と急に日本語に。これまで見かけた東洋人は例外なく、他の国の言葉を使っていたから、日本人とは思わなかったなぁ。彼らはわたしとは逆の南の方向に行くとのことで、ならば、彼らと逆に行けばよい。来たトラムに乗車。来たとき同様に外の景色を見ながら判断しようと思ったが、またまた終点まで来てしまった。ここで観念して、タクシーに頼ることにした。今度の運ちゃんはもの凄い髭ぼうぼう。ユースホステルに到着した時に、渡したメモのYHに詳しい住所を書いてくれて、「これからは、このメモ見せないね」と言っていた(多分)。オージーのタクシードライバーは親切だなぁ。

 海外のユースホステルって初めて利用するので、他はどうだか判らないが、ここには24時間使用可のキッチンがある。旅慣れた感じの人たちは、しっかり調理していた。わたしは、帰り道のコンビニで買ったカップヌードルにお湯を入れるだけという、超簡単夕飯でします。どこでも調理できるようになると、楽しいだろうな。ラウンジのTVは当然ながら、ジョコビッチvsヒューイット戦。ジョコビッチ優勢を確認し、部屋に戻った。まだまだ先は長い。休息は大事。
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「レインマン」の教え~オーストラリア紀行1日目~

 1月20日(日)

 20080201 ンガルーのマークでお馴染みのカンタス航空。「レインマン」でダスティン・ホフマンが「一度も事故を起こしたことがない」とのお勧め。ずいぶんたってから、お勧めに乗りますね。お待たせ、ダスティン!今回の旅の道連れ、さつきちゃん(仮名)とチェックインカウンターに行くと長蛇の列。そういえば、後5席くらいの時に申し込んだもんなぁ。案の定、満席で「席を並んで取れない」と言われてしまった。「窓際と通路のどちらがいいですか?」と聞かれたので、「通路」と答えたところ、通路を挟んで隣同士という絶好の座席となりました。なぁんだ、かえっていいじゃんと喜ぶふたり。単純だこと。とっとと出国手続きをして、免税店へ。とはいっても、あまり買い物はない。というか、わたしがタバコを買っただけ。
 搭乗までの時間はyahooの無料インターネットと腹ごしらえ。成田価格のフランクフルトをいただきました。20080201-1美味しいとは言い難いが、このまま機内食待つと気持ち悪くなりそうだしね。腹ごしらえを終えたら、とっとと機内の人へ。前方の席は、席確保の達人に抑えられていたのでかなり後方の席。わたしは、あまり外の風景に興味がないので(だから、通路側好き)、全然かまわない。事故さえなければね。あ、ダスティンのお墨付きがあったんだっけか。わたしの隣は、ひとり旅らしき中年男性。この人が牛若丸であるとは、このときは知るよしもなかった。

 さて、しつこくこだわる「レインマン」ですが、弟役のトム・クルーズが自閉症の兄を連れ出して飛行機に乗ろうとしたところ、「この航空会社は何年に事故を起こしているから嫌だ」と言い張り、カンタス航空は無事故なので、シンシナティからシドニーへ行き、シドニーからロスへ行こうと無茶を言い出し、うんざりしたトム君は車で大陸横断することとなる。有名なこのシーンは機内上映ではばっさり切られていたとか。もちろん、カンタス航空以外ってことだけど。
 20080201-3 で、その機内上映ですが、最近は様変わり。スクリーンは全て個人用。前の座席の後に小型スクリーンがあって、そこで好きな映画を選べます。「風と共に去りぬ」なんて古い映画から、「Super Bad」なんて公開前の映画まで、結構な種類あり。見逃した「トランスファーマー」にしようかななんて思っているところで、夕飯がやってまいりました。ドリンクは寝酒がわりにビール、料理はチキン。日本米ではないチャーハンもどきと煮物。お米以外は美味しかった。特にパンが美味しい。フランクフルトしか食べてない空きっ腹に全ておさまった。食べ終わって、食器が邪魔だなと思い始めた頃、隣の男性が「前を失礼してよろしいですか?」とのこと。トイレかなと思い、たちあがろうとすると、「いえ、立たなくて結構」と言って眼前を飛び越えていく。さすがに帰りは無理かなと思ったけど、帰りもジャンプで戻る。中年牛若丸です。感服いたしました。
 食後は機内も暗くなり、睡眠タイム。だけど、なかなか深くは眠れない。少しばかりうつらうつらしただけで、せっかくだからと映画鑑賞。いろいろ迷った結果、「super bad」を見ることに。なんか、聞いた覚えあるなと思っていて、少し見たら思い出した。以前町山智浩さんのアメリカ映画特電で紹介されていた。一言で言えば、アメリカ映画によくある「童貞喪失映画」。軽く、ちょっと胸キュンもありの機内で見るにはちょうどいい映画。デブのアフロが主人公で、親友のイケメン少年。オタクな(3名ともオタクなんだが)メガネ出っ歯が、パーティー出席のためにお酒をゲットするまで(結構長い)が、いろいろ小ネタがあり、面白かった。メガネ出っ歯(町山氏はちびまる子ちゃんの丸尾君と言っていたけど)がケッサク。日本に来なさい、未成年でもお酒もたばこも何の問題もなく買えます。


 なんてとこで朝食。カンタス名物、オムレツ朝食。全然動いていないのに、何故か腹は減る。
2008020-2




夕飯




20080201-4




朝食



 いずれにしろ、パンは美味しかった。やはり、パンの国の航空会社なんだね。というわけで、正確には、2日に渡ってしまったが、1日目はこれにて。

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