スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グエムル-漢江の怪物

 獣映画にさほどの思い入れはない。ゴジラシリーズもそんなに見てないし、ガメラは平成シリーズは全部見たが、熱狂的ファンというわけではない。それでも、CMで見た時に、どこか惹きつけられるものを感じた。
 というわけで、久々に映画館に足を運んだわけだが、当たりでした。まずは、この映画、怪獣映画ではない。どちらかと言うと、パニック・ホラーという感じ。
0913-1
 漢江という韓国一大きい川(らしい)に、ホルムアルデヒドが大量に廃棄される描写があり、次は釣り人が妙な生物を見つける。釣り人が最初の目撃者というのは、怪獣映画のパターンなのかな(←詳しくないわたし)。そして、漢江で売店を営む父親の手伝いをする主人公、カンデゥがマヌケ顔で居眠りして登場。初登場シーンで主人公であることがわかり、どういった性格なのかも判る。演ずるは韓国の名優、ソン・ガンボなのだそうだが、わたしは知らない。利発そうな娘ヒョンソ、茫洋とした父親、アル中の弟、アーチェリーの選手だが、肝心なところで怖じ気づいて銅メダルに終わる妹。ちゃんちゃんと主要人物が紹介された後に、怪獣登場。鉄橋にぶら下がっているという初登場シーンはなかなか笑えた。韓国一大きいという触れ込みの割には、あまり雄大な感じのしない漢江の、のどかかシーンから一気に怪獣大暴れ。川遊びをしていた人たちの阿鼻叫喚の騒ぎ。正義感溢れるアメリカ人とカンデゥが怪物相手に大立ち回りを演じるが、ヒョンソを怪物にさらわれてしまう。
 ここからが映画の本題。娘を奪回しようと、ダメ一家が奮闘するのだが、ヒーローではないどころか普通よりもダメダメな一家。1日一定時間は寝てしまうカンデゥは、この緊迫した事態でも寝てしまう。お父さんの話によると、幼い頃にタンパク質をあまり取らなかったせいだそうだが(ホントかよ)、あきれる弟と妹も、父親の退屈な説教には寝てしまう。
 一方、さらわれたヒョンソは、母親のDNAのおかげが、絶望的な状況でも脱出に方法を模索し、毅然とした態度を貫く。同じ状況に陥った少年を守る強さと優しさがある。ダメダメな一家だけど、愛して育てたんだろうなぁと思える。
 
ここから、ネタバレに入るので、続きで
 クライマックスは、ダメダメ一家と家族の戦い。だ~れも助けてくれない状況で、ヒョンソの居場所を見つけ出す一家。一歩遅く、怪獣のお腹に飲み込まれてしまったヒョンソを父親が引っ張り出すが、すでに絶命。このあたりが、あまり見ない国の映画の予想できないところ。この展開だと、娘は間一髪助かるパターンなんだけどね。
 一家のアイドルを殺され、まずはアル中の叔父は、火炎瓶を投げる。が、決定的な打撃を与えられない。そこへ、ヒョンソ探索中に知り合ったホームレスが怪獣にガソリンをかける。「よし!」とばかりに、最後の火炎瓶を投げようとするが、後に落とす。ホントに肝心な時にダメな叔父。しかし、その炎の残骸をアーチェリーの矢に付けて、アーチェリーに選手である叔母が一撃を!止めの一発は当然ながら、お父さん。モリのようなもので怪獣の息の根を止める。冷静に考えると、知恵を使い、怪獣に決定的なダメージを与えたのって、家族ではなくホームレスのおっちゃんなんだよね(笑)。

 怪獣映画というよりパニックホラー。そして、何よりも家族の絆がテーマ。ダメな一家がひとつの目的のために、全然ヒーローじゃない活躍をするところがいい。ヒョンソは死なないで欲しかったが、ラストにヒョンソとともに飲み込まれた少年(おそらく孤児)とカンデゥが飯を食うところが、そこはかとない余韻があった。そこそこにこめられた毒や笑いが、従来の怪獣映画やパニック映画に慣れてしまった頭に新鮮な刺激を与えてくれました。
 

テーマ : グエムル-漢江の怪物-
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ふぉあ

Author:ふぉあ
無芸小食

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログパーツ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。