スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

MONSTER

Monster (1)Monster (1)
浦沢 直樹

小学館 1995-06
売り上げランキング : 4,888

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 月の13日は、わたしの誕生日だったわけだが、自分へのプレゼントは浦沢直樹著「MONSTER」の1巻~18巻までの一気買いだった。大人買いってやつ?(いや、誕生日に買うにしては、セコい)。古本屋のにいちゃんに笑われてしまった。今更、一気買いは、たしかに変かも。
 さすがに1日では読み切れず。翌日がお出掛けだったこともあったが、3日かけてしまった。それにしても、男の子漫画って長すぎだ。手を出す気にもならん長い長い漫画って、男の子漫画に、たくさんある。

 さて、「YAWARA!」ぐらいしか読んだことのない、浦沢直樹作品。よく言われるように、手塚治虫の作品とシンクロする。「ブラック・ジャック」が助けた命の中に、その後にとんでもない悪人となってしまう人がいたら・・・。ひとつの仮定して、ありだと思う。「ブラック・ジャック」のエピソードの中に、こんな話があった。ある大病院に勤務していたナースが、ブラック・ジャックにより助けられた少年のその後を語るという、シリーズの中でも、かなりの異色作。ブラック・ジャックに、命を助けられた、この少年が後に大統領になったことが最後のコマで語られる。感動的なラストなはずなのに、この大統領の顔が凄い悪党面なために、妙な読後感を残してしまう(笑)。
 このエピソードを読んだのかどうか知らないが、いや、読んだのは確実だが、ここから浦沢直樹が発想したかどうかは、判らない。天才脳外科医である、主人公Dr・テンマが助けた少年、ヨハンはとんでもない怪物だった。次々と起こる殺人。怪物を蘇らせてしまったテンマは、その罪の意識から、殺戮を終わらせるために、少年を殺すために追い続ける。無実の罪を背負って、テンマは、まるで殉教者のごとく、ヨーロッパを逃亡する。
 ここから、話は古いアメリカ・ドラマ「逃亡者」とのシンクロを始める。TVシリーズの「逃亡者」は、あまりに古すぎて見ていないが、少し似た設定の「超人ハルク」は見ていた。「超人ハルク」の方も「MONSTER」にシンクロしているな、そういえば。余談ですが、「逃亡者」も「超人ハルク」もTVシリーズ向けの話だと思う。映画にすると、逃亡しながら、通りすがりで治療をするDr・キンブルは、ちょっと変な人に見えてしまう。追い続けるFBIの捜査官は、ドイツのFBI(らしい)BKAのルンゲ警部に投影されている。
 なんか、本筋の「MONSTER」よりも、他の話に多く裂いていますが、独立した漫画として楽しめましたよ、もちろん。ブレインがいるのでしょうが、たいへん博識な作家だと思う。登場人物が多いうえに、ドイツや東欧の馴染みにくい名前のせいもあり、「誰だっけこれ?」と、前の方を読み返したりとか、読む方も頭使わないとならない。これ、連載時に読んでた人は大変だったろうなぁ。
 
 で、いきなりラストへと話を持って行くが、ネタバレなので、続きとします。
 最終章で、後に怪物となった男の子と双子の妹の過去が語られる。そこで見せられるのが、「ソフィーの選択」 母親と隠れ住む双子の家を訪れたフランツ・ボナパルタは、自らの実験に使うために、双子のうちのどちらかを差し出すように、母親に迫る。

ボナパルタ「これは、実験だ。どちらかを残して、どちらかを連れて行く。さあ、どちらを連れて行く・・・?」
双子「はなさないで、はなさないで、母さん」
母「こっち・・・。いえ、こっち・・・。」

差し出すなよ;

シチュエーションが違いますが、「ソフィーの選択」の何倍も衝撃的でした。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

コメントの投稿

非公開コメント

キヨです~。こんにちは!
モンスターって夜中にアニメでやっているやつですか?
おもしろそ~~って思ってました!!
さすがふぉあさん!
おくればせながら、お誕生日おめでとうございます~!
わが家は男児ふたりなので、古本やにはよく足を運び、コミック本を買ってあげています。
まだ、コロッケ、ケロロ、レベルです・・・・(^_^;。

そーなんだよ。男の子のまんがって長いんだよ。なんでそんなに終わらんのじゃ;?と思うやつもかなりある・・・
まあ、私は娘の付き合いでポピュラーなやつばっかりしか持ってないけど。
手を出す気にならない長編まんがってたとえば何?

キヨさん、いらっしゃい!
「MONSTER」は、CSでやっているはず。アニマックスかどこかで。アニメも結構評判よいんで、見たいわん。息子さんもそのうち、大人買いをするようになることでしょう(えらい先の話だが)。

>ららら
手を出すのに躊躇するのは、「ジョジョ」とか「ギャラリー・フェイク」とか。「葛飾区亀有」(笑)とかかな。

こんちは

浦沢直樹はモンスターもおもろかったですが、今連載中のプルートゥもおもしろいですよ~

今日GEOでMONSTERのDVDがたくさんあったのを見た。アニメあったの知らなかったわあ。

>(´3`)さとすさん
コメントありがとうございます。
プルートゥは手塚作品のリメイクと聞いています。まだ連載中なんですね。「20世紀ナントカ」というのも少し気になっているが、長い・・・

>ららら
ハリウッド映画化進行中って話もある。まぁ、「宇宙戦艦ヤマト」とか「ガンダム」も映画化(実写)の話あったけどね。
プロフィール

ふぉあ

Author:ふぉあ
無芸小食

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログパーツ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。